目次
0. Introduction
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対象となる読者
- GAE でのデプロイ失敗を回避したい方
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本記事の価値
- GAE でのデプロイ失敗をした場合、トラフィックを移行することで回避することができます。
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前提
- GAE にアプリケーションをデプロイしている方
1. GAE へのデプロイ
デプロイするアプリケーションの設定を app.yaml に記載して、gae に対してアプリケーションをデプロイをするには、gcloud コマンドを利用します。 デプロイが完了すると、トラフィック割り当てが自動的になされ、最新のバージョンに移行しています。
gcloud app deploy
2. GAE へのデプロイ失敗、前のバージョンに戻したい
GAE へのデプロイが失敗し、前のバージョンに急遽戻したい場合があります。その場合には、メニューの「バージョン」から、戻したいバージョンにチェックを入れて、「トラフィックを移行」とすれば、指定したバージョンへトラフィックが移行します。再度、落ち着いて GAE へデプロイすることができます。

GAE 前のバージョンに戻したい
3. デプロイのみでトラフィックの移行はしない
1 の方法では、トラフィックが自動的に最新に割り当てられますが、トラフィックを移行せずにデプロイすることもできます。
gcloud app deploy --no-promote
4. 失敗する場合、キャッシュを疑う
デフォルトでは、ビルドステップに関係するキャッシュがされています。無効にするには –no-cache を使用します。
gcloud app deploy --no-cache