gitの特定のバージョンに戻す

不具合が起きて緊急で戻さなければならない時や、不要になってしまったコミットが発生した時に、特定のバージョンに戻すことができます。

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目次

0. Introduction

  • 対象となる読者

    • git を使用していて、特定のバージョンに戻したい方
  • 本記事の価値

    • 不具合が起きて緊急で戻さなければならない時や、不要になってしまったコミットが発生した時に、特定のバージョンに戻すことができます。
  • 前提

    • バージョン管理で git を使用している方

1. git reset

「git reset」は、コミットした内容を取り消すことができます。このコマンドは、主にローカルリポジトリに対して行います。リモートリポジトリで公開されているコミットに対して reset を行うことは基本出来ません。

# 指定したファイルをステージングから削除
git reset <file>

# ステージングをリセット
git reset

# 現在のブランチを指定したコミットに戻す
git reset <commit>

# オプション指定。主に [--soft | --hard] [HEAD | HEAD^]
git reset <option> <commit>

2. git revert

「git revert」も、「取り消したいコミットを打ち消すようなコミットを新しく作成する」という処理によって、既存のコミットを取り消します。 リモートに push 済みで公開されているコミットに対して取り消したい場合は、revert で戻すしかありません。 以下のコマンドで、特定のコミットを元に戻すことができます。指定したコミット以降に行なわれた処理を全て戻す(この機能は reset コマンドに含まれます)わけではありません。

# 指定したコミットに戻す
git revert <commit>