高等学校情報科「情報Ⅰ」とは?

2025 年 1 月の大学入学共通テストにも出題される「情報Ⅰ」についての概要、どのように学習すればよいのかを解説します。

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目次

1. 高等学校情報科「情報 Ⅰ」とは?

令和4年度より、新しい高等学校学習指導要領に基づき、高等学校情報科においては共通必履修科目「情報 Ⅰ」が新設されました。 そのため、2022 年度以降に高校生になる方は、新科目「情報 Ⅰ」を全員が履修し、プログラミングやネットワーク、データベースの基礎等について学習することとなります。 学習内容に「プログラミング」が含まれているので、高校の授業でもプログラミングを学ぶことになり、学習する必要が出てきました。

2. 情報 Ⅰ の概要

(1) 情報社会の問題解決

情報やメディアの特性と問題の発見・解決、情報セキュリティ、情報に関する法規、情報モラル、情報社会におけるコミュニケーションのメリット・デメリット、情報技術の発展

(2) コミュニケーションと情報デザイン

デジタルにするということ、コミュニケーションを成立させるもの、メディアとコミュニケーション、そのツール、情報をデザインすることの意味、デザインするための一連の進め方

(3) コンピュータとプログラミング

コンピュータの仕組み、外部装置との接続、基本的プログラム、応用的プログラム、アルゴリズムの比較、確定モデルと確率モデル、自然現象のモデル化とシミュレーション

(4) 情報通信ネットワークとデータの活用

情報通信ネットワークの仕組み、情報通信ネットワークの構築、情報システムが提供するサービス、さまざまな形式のデータとその表現形式、量的データの分析、質的データの分析、データの形式と可視化

3. 先生もどのように教えてよいか分からない

先生たちも手探り状態であり、「情報 Ⅰ」の授業をどのように組み立てれば良いか検討している段階です。 以下に、教員研修用の教材が公開されています。

4. 具体的にどのように学習をすれば良いか?

「情報 Ⅰ」は、2025 年 1 月の大学入学共通テストにも出題されることが決まっています。共通テストでの出題例や「情報」で受験できる大学の情報などを、いち早く入手しておく必要があります。また、プログラミングには早めに慣れ親しんでおくことが大切です。

参考